こんにちは。りばちゃんです。
皆さんはこんな悩みで苦しんだ経験はありませんか?
- 友人と遊んだ日の帰り道、一人ネガティブ反省会が始まる
- 物事が長続きせず劣等感を感じてしまう
- 他人の顔色を伺いながら行動する自分に嫌気を感じてしまう
私は学生時代、今も交流のある友人から、好奇心があるのに物事が続かない私を見て、
「りばちゃん、生きるのしんどそう」
と言われたことがあります。その言葉が喉に刺さった小骨のように残り、「人と違う価値観」「自分はおかしい」と自己否定し続ける生活を送ってきました。
2021年に「HSP」という概念を知り、hspに関する情報を集め、カウンセラーのセッションを受け、私はHSPの中でも4つに分類される内の”HSS型HSP”が一番近いということがわかりました。
この記事を読めば
- 外交型のHSPがどんな気質なのかわかる
- HSS型HSPが陥りがちな悩みを知ることができる
私の経験談を通して、解説します。ぜひ最後までご覧ください。
1、HSPについて
米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、世の中の約5人に1人はHSPと考えられています。
HSPには、特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」があります。
簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる
■ O:Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい
刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
■ E:Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
■ S:Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく
HSPの人は、感覚的な刺激に対して無意識的・反射的に対応する脳の部位、「扁桃体」の機能が過剰に働きがちで、HSPではない人と比べて刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいことが分かっているそうです。
HSP は病気ではありませんので、医師による検査や診断の対象にはなりません。HSPと非HSPの方との違いは背が高いか、低いか。痩やすい体質かそうでないかと同様に、体質、気質なのです。
HSPを医療的に検査するという文言の情報は気をつけるね…
HSPを知ることで、自己理解を深め、自分と向き合う大切な判断材料として活用することを心からお勧めします。
2、HSE(外向的)とHSS(刺激追求気質)
かくれ繊細さんて何?
友人と遊ぶのは楽しい!なのに帰宅するとどっと疲れる
次に外交型(HSS型HSE)と刺激追求型(HSS型hsp)について説明するよ
内面的な部分に興味関心を持つ内向型HSPさんは、HSPの全体の7割と言われており、豊かな感性を生かし、音楽や芸術に触れることができ、実際に活躍されているアーティストは多数いらっしゃいます。
HSEについて
外交型HSPはHSE(ハイリ―・センシティブ・エクストロバージョン)とも呼ばれ、敏感さも備えながら、社交的な活動が好きという特徴があります。その傾向による矛盾で悩みを抱えている方もいます。
HSPとHSEは少し似ていて、どちらの気質も、刺激に対する疲れやストレスを敏感に感じますが、HSEは外向的な性格のため、刺激を求めずにはいられないという点です。
アーロン博士によると、外向型のHSPさんは、育った環境が安心できるものであった、または外向型にならざるを得ない状況にあったなど、そのような性格になる様々な要因が考えられるそうです。
高い社交性を持っていて、人との交流を好んで行ってしまうが故に、刺激を受けすぎて疲れてしまうんだね。
HSS型HSP について
HSPを提唱したアーロン博士の研究によれば、人口で20%がhspだと言われていて、hspの中でも30%の人がHSS型hsp、いわゆる「かくれ繊細さん」と言われています。
特徴は、外部に対しての刺激に非常に敏感だけど、刺激を求めずにはいられない気質です。
全体の人口でいうと6%なので非常に少ないことがわかるね
ですが、「かくれ繊細さん」がパワーワードになるくらいには認知されており、同じ悩みを抱えているかたが多いということもわかりました。
次はHSS型HSPが陥りがちな、私にも共通する悩みをいくつか挙げていきたいと思います。
3、HSS型HSPは陥りがちな悩み4選
心の中で思ったこと(動揺)は、人にバレてしまう
何かを言われてムッとした時の悪意や、仕事で自分のキャパシティを超えた業務をこなす時に感じる動揺。それらの心の中で思ったことは、人にバレてしまうと思い込んでしまいます。
だから、心の中で人に対する悪意を考えてはいけない。という思考の癖がなかなか取れずぐるぐる思考に陥ってしまいます。
でも、貴方が相手のことを100%察することができないのと同じように、自分の心の中の感情は人にバレません。ぐるぐる思考から抜け出すためには
この時に「ふざけんな!」と言い放つのではなく、”ふざけんな!と思っているんだよね”ときちんと心の中で受け止めることを心がけましょう。
気楽にやる、自分を大切にする感覚が掴めない
何事においても、完璧主義。「〜しなければならない」「〜するべきだ」という自分の世界の中で構築したルールに縛られて、これっぽちも自分を褒められない。
周りやネットで、”洗濯物を干しただけでも偉い!”と自分を認めてあげて。という一文を読んで言い聞かせても、なぜか引っかかる。褒めきれない。
そんな時は、自分を褒める練習をする前に、”頑張りを認められない自分”を責めるのではなく、受け止めて理解する練習が必要です。
休み時間や、朝起きた直後などに自分の行動について感じたことを書き出すことをお勧めします。
アクセルとブレーキを同時に踏んで前に進めない
やりたいな(=アクセル)と思うことを、”勘のよさ”が原因で内に秘め続けた(=ブレーキ)結果、自分は何をやりたいのか明確にわからなくなってしまうことがあります。
目の前の仕事や育児に追われ、やりたいことへのチャレンジを足踏みしている状態が続くと、”後回しにしている自分を責める”ようになります。
そんな時は、アクセルを踏み込めない方にスポットを当てるのではなく、ブレーキをなぜ自分はかけてしまうのかという部分にスポットライトを当てて自分と対話していくうちに、自己受容ができるきっかけが見つかると思います。
初対面の人と話すのは得意だけど、2度目に会うと戸惑う
私には高校時代からかれこれ10年推しているアーティストがいます。深くのめり込む気質から、ツアーは全通するなど、全力で応援していました。
そのうちファン界隈の中でも顔見知りが増え、特定のファン友と一緒に推しかつがしたい!と思う反面、ネット友達との距離感が掴めない…。ライブの後のオフ会に何度か参加しましたが、刺激を受けすぎて疲れてしまい、気づくと一人で行動していることが増えました。
まとめ
以上、HSPの中でも、外向的、刺激的な気質を持つタイプについて解説しました。
- HSP :繊細、刺激求めない、内向型
- HSS型HSP :繊細、刺激求める、内向型
- HSS型HSE:繊細、刺激求める、外向型
- HSE:繊細、刺激を求めない、外向型
HSPカウンセラーや、情報発信者の方でも、意見の偏りやさまざまな情報があります。自分のタイプはこれだと決めつけることはせずに、タイプごとの対処法を身につけておくことをお勧めします。
重ねてお伝えしますが、HSPは病気ではなく、性格です。皆さんが自己理解を深める道具として、うまく付き合えることを願っています。
それでは、明日が今日より良い1日になりますように。