こんにちはりばちゃんです
私はHSP気質という概念が世の中に広まり、私自身もHSPだと自認した上で「HSPが学術的な定義を超えて、あらゆる”生きづらい”経験がHSPという言葉で説明されるようになったことへの危惧」という一文を読んでどきりとしました。
最初に私はうつ病ではないかと疑った際、臨床心理士によるカウンセリングを検討していましたが、SNSやネット情報でHSPを自認した際、「私の辛い考え方の癖が病気ではなくHSPだとわかってよかった」と安心し、自己の悩みを軽視しました。その結果、心身が気づかぬ内に「日常生活に支障をきたす」ほど極限まで自分を酷使し、専門家への相談が遅れてしまい、病院に行く事も難しくなってしまった経験があります。
この記事を読むと
- HSPさんの「生きづらい」という考え方の偏りについて
- HSPさんを取り巻く環境と「生きづらさ」について
がわかります自己理解の視野を広げて、心身や現状を改善する行動を一緒に考えていきましょう。
HSPのタイプ分けにより自分自身を見つめる視野を狭めている
- HSP=”環境感受性”がとても高い人
- DOES=環境感受性の特徴
- 環境感受性=悪い影響と良い影響の両方からの影響の受けやすさ
では、感受性とはなんでしょうか。
あなたは、感受性の”あるなし”でHSPか非HSPかと判断していませんか?
「HSPは5人に1人」という情報を見ると、残りの4人は感受性がない人なのか。と捉えてしまいがちですが、感受性という特性は誰もが持っており、高低差が存在します。
心理学の専門家によると、感受性のグラデーション(=個人差)は、いくつかの遺伝子が関与して作られているとのことです。
白か黒かという判断で自己理解を終えるのではなく「感受性の高低差によるグラデーションの中でどの辺りに分布しているのか」という視点でHSPと向き合うことをおすすめします。
「HSP=生きづらい人」「非HSPは感受性がない」という考え方は
適切ではありません。
「繊細さん」でも前向きで幸福な人がいる理由。
生きやすい人と生きづらい人は何が違うの?
上記でも説明しましたがHSPの方々は、感受性が高いことで、環境への影響に対し敏感に反応します。ですがその環境は、「良い環境」「悪い環境」どちらに対しても”良くも悪くも”影響を受けやすいです。
つまり、HSPの方の生きづらさ度合いの違いは、「自分を取り巻く環境の違い」であり、ポジティブな環境に身を置くことがとても重要です。
HSPあるあるやエビデンスのない情報にとらわれない
ネットや発信者の言葉にも影響を受けて疲れてしまう…
日本におけるHSPの研究は10年前に始まったばかりです。また、アーロン博士によるHSP尺度の項目は文化の違いなどによる日本人の感受性とは異なる為、「HSPチェックリスト」なのど診断結果はエビデンスがありません。
なので、私の体験談も含めHSPあるあるなどの発信を受け取る際は、「自己理解の判断材料」として捉えてください。
HSPをより理解するためには
- 環境感受性の高さ
- あなたを取り巻く環境について
- あなたの感じている「生きづらさ」
これらを分解することが大切です。
刺激を受けすぎた時の対処法における数の違い
私たちは、慢性的に刺激を受けているので、過剰な刺激を受け続けると、刺激をとめ、回復するのがむずかしくなる恐れがあります。あなたが無理をして突き進んでしまうと大きな代償として精神的にも身体的にも大きなダメージを受けてしまいますので、今もっている対処法に加えてこれらもぜひ試してみてほしいです。
マインドフルネスに関してはこちらの記事の朝活の記載も参考にしてみてください。
心身ボロボロ…ワーママの生きづらさが直ちに楽になる方法3選
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「HSP=行きづらい」という考え方が広まっていますが、本来HSPは良くも悪くも様々な環境に敏感に感じてしまうというが専門家の考え方だということが分かりました。
また、HSPさんは良い環境に身を移していけば、その気質を強みとして生かすことができるとわかり、なんだか希望が見えた気がしました。
今後も考え方の癖や、自分と向き合うことを辞めずにご自身の感情を受け入れて日々を過ごしていきましょうね。